【現代栄養学と薬膳の違い】

健康的な食生活にしたいけど、結局何から始めたら良いの?

栄養には気をつけているけど、どう違うの?

"薬膳"という名はよく聞くけれど、詳しくはわからない?

そんな疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか😌

近年、家庭科の授業で習う内容や、栄養士さん監修の給食などで大切にされているのは「現代栄養学」というものです。

現代栄養学とは

本来食品や食材が持つ"栄養素"の値に趣を置き、人間の身体にどう影響するか?を研究する学問です。

健康である為に必要な栄養素の数値を示し、不足がある場合には健康を損ね、病気の原因になると考えられています。

これは万人に共通して必要なものであり、栄養値の偏りのない食が求められます。

薬膳とは

栄養学が”栄養素の値”にフォーカスしているのに対し、薬膳はどうでしょうか?

薬膳では、食材それぞれは"身体に働きかける薬のような効能" を持つと考えられています。

それら食材の効能を知り生かし、その日の体調や体質に合った食材を選択・調理する食事法です。

病気ではないものの何となく感じる不調、未病をケアすることを目的としています。

食生活で身体のバランスを整える、オーダーメイドの食養生とも呼ばれています。

私達が日頃から口にするスープやお茶、お酒まで、ありとあらゆる食べ物から体調を整えることができます。

「薬膳」と聞くと、"生薬を使った健康食"がイメージされ、”苦そう”や”取り入れづらそう”などと言った考えを持たれてしまいがちです。

しかし、薬膳の本質は「身体の状態に耳を傾けて、バランス整える食材を選択すること」なのです。

スーパーで売っている取り入れやすい食材も、食品の性質を知り活かすことで、セルフケアが可能です✨